「第二次世界大戦」、「日米戦争」、「太平洋戦争」、「大東亜戦争」……。
同じ戦争を 指しているとはいえ、これだけ色々な呼び方がある理由の一つは、彼の大戦について情熱的な議論が未だに為されていることだろう。
だが、これから注目したいのは、大きな歴史解釈の問題ではなく、どんな政治思想の人でも、どんな世代の人でも、どんな国の人でも、「確かにそれは悲劇だ」と思える一つの事実だ。
つまり、実際に帰還した人数よりも、実に多くの日本兵が日米戦争から生きて帰ってくることが出来たはずだ。しかし、彼らは自ら(あるいは指揮官に強いられて)玉砕を選んでしまったのだ。これは「悲劇」以外の何物でもない。